年金暮らしの老女が芸能人の“おっかけ”にハマり、乏しい財産を使い果たしていく「おつかけバアさん」、“タヌキには超能力がある、UFOの正体は文福茶釜である”という説に命を賭ける男の「超たぬき理論」、周りの人間たちが人間以外の動物に見えてしまう中学生の悲劇「動物家族」…etc.ちょっとブラックで、怖くて、なんともおかしい人間たち!多彩な味つけの傑作短篇集。「Book」

仕事場に通う途中に思いつき、目の前にいる人々の心境を想像した作品「鬱積電車」。怪しい笑いが新たな不気味な笑いを呼ぶ9編からなるユーモアあふれる作品集。怪しい笑いに酔いしれたい方に最適。「Marc」

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